福岡県レッドデータブック

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種の解説

ミヤマチャバネセセリ

学名:Pelopidas jansonis (Butler, 1878)

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改訂版RDB2014概説

分類群 昆虫類
目名 チョウ目
科名 セセリチョウ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
選定理由
1901年に英彦山で採集された記録が本県最初の記録である。その後,県内で局地的ながら普通にみられた。しかし,1980年代から公式の記録が急減し,特に福岡市など都市部ではほぼ絶滅状態にある。本種の生息環境である明るい草原の減少が,衰亡の主因と考えられる。日本産蝶類都道府県別レッドリスト(三訂版)(2009)でも「絶滅危惧Ⅱ類」とされている。
危機要因 土地造成 遷移進行
分布情報
宝満山,若杉山,犬鳴山,高良山,朝倉市(旧甘木市),北九州市(皿倉山,八幡,福智山),八女市(旧星野村・矢部村),香春町,英彦山など

MAP
種の概要
幼虫の食草はイネ科のススキなど。蛹で越冬するのは近縁種にみられない生態上の特徴である。生息地は低地~山地の渓流沿いや林縁の草地。訪花性があり,吸汁もする。
生息環境
  • 草原
  • 山地森林
補足情報

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