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種の解説

オオキノコムシ

学名:Encaustes praenobilis Lewis, 1883

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改訂版RDB2014概説

分類群 昆虫類
目名 コウチュウ目
科名 オオキノコムシ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
選定理由
山地性の種で,ブナ林のキノコに集まる。国内産のオオキノコムシ科としては最大の種で,北海道から九州にかけて広く分布しているが,西に行くほど個体数は少ない。本県では英彦山地,古処山地,釈迦岳山地などの山地から少数の個体が記録されている。県内では,アシグロタケ,ハチノスタケから得られている。また,ブナなどの朽ち木樹皮下にもみられる。特に,近年,生存地で食餌菌類が著しく減少しており,これにともなって本種の個体数の減少は急速に進んでいるものと考えられる。シカの食害による森林の乾燥化も本種の生息に悪影響を及ぼす可能性がある。
危機要因 森林伐採 気候変動 シカ増加
分布情報
近年では朝倉市古処山,八女市釈迦岳,東峰村浅間山,豊前市犬ヶ岳から記録されている。

MAP
種の概要
体長16~36 mmで日本産本科最大の種。黒色で前胸背板と上翅の肩部と翅端に赤い斑紋があり,光沢が強い。
生息環境
  • 山地森林
補足情報

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