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種の解説

キマダラモドキ

学名:Kirinia fentoni (Butler, 1877)

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改訂版RDB2014概説

画像:黄褐色の地色に斑紋が入っているチョウ。キマダラモドキ。葉の上にとまっている。
分類群 昆虫類
目名 チョウ目
科名 タテハチョウ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
環境省カテゴリー 準絶滅危惧
選定理由

クヌギ林の林床にススキなどの各種イネ科植物が草丈深く生い茂る環境に生息する。それに加えて生息地としては,ある程度の大きさで樹液の出るクヌギを必要とする。2004年に八女市上陽町で撮影されたが,その後の度重なる調査や2012年の3回の調査でも確認できなかった。

危機要因 森林伐採 遷移進行
分布情報

若杉山,福智山,久留米市田主丸,八女市上陽町,熊渡山,英彦山


MAP
種の概要

成虫は6~9月にみられる。クヌギなどの樹液を好み,翅を閉じたまま吸汁する。雄は朝や夕方に林縁にあらわれ,翅を半開きにして縄張りをはる。幼虫はイネ科のススキ,カモジグサ,ヒメノガリヤスなど,カヤツリグサ科のヒゴクサ,ヒカゲスゲ,カサスゲ,テキリスゲなどを好んで食し,葉の先端を斜めに切る食痕を残す。

生息環境
  • 山地森林
補足情報

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