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種の解説

ミスジチョウ

学名:Neptis philyra M?n?tri?s, 1858

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改訂版RDB2014概説

分類群 昆虫類
目名 チョウ目
科名 タテハチョウ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
RDB2001カテゴリー 準絶滅危惧
選定理由
1902年に英彦山で採集された記録が本県最初の記録である。その後現在まで英彦山山塊,犬ヶ岳経読林道,求菩提山,小石原周辺地域のみから少数採集されているが依然として生息数は大変少ない。現地では多くが針葉樹の植林に覆われた山腹あるいは伐採を免れた自然林中の,沢筋に残るカエデで発生している。日本産蝶類都道府県別レッドリスト(三訂版)(2009)でも「絶滅危惧Ⅰ類」とされている。
危機要因 森林伐採 植生変化 産地局限
分布情報
英彦山山塊,犬ヶ岳経読林道,求菩提山,東峰村小石原周辺

MAP
種の概要
幼虫の食餌植物はカエデ科(ムクロジ科)のイロハカエデ,オオカエデ,ヤマモミジ,メグスリノキなど。4齢幼虫で越冬し,年1化性。成虫は5月下旬から6月に発生。日本産のミスジチョウ属 Neptisのうち最も森林性が強く,主な生息地は渓谷沿いの落葉広葉樹林であるが,カエデ類のある公園,神社など人工的な環境にもみられる。
生息環境
  • 山地森林
補足情報

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