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種の解説

オオミドリシジミ

学名:Favonius orientalis (Murray, 1874)

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改訂版RDB2014概説

分類群 昆虫類
目名 チョウ目
科名 シジミチョウ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
RDB2001カテゴリー 準絶滅危惧
選定理由

1935年に福岡市西油山で採集された個体が,本県の最初の記録である。1950年代まで県内数地点の記録が報告されたが,その後記録が途切れ,1970年代にようやく英彦山での採集記録が報告された。しかし,1979年以降はまったく報文がなく,本県においては,非常に少ない種と考えられる。本種の生息地であるクヌギ,コナラの二次林は人為による環境改変を受けやすく,これがもともと福岡で希少だった本種の衰亡・絶滅の原因と考えられる。1970年以前の記録については,標本を確認する必要がある。

危機要因 道路工事 シカ増加
分布情報

英彦山など過去の記録のみ。

種の概要

標高300ほどの里山から1000以上の高標高地に至る温帯広葉樹林・照葉樹林に生息する。幼虫の食餌植物はコナラ,クヌギ,アラカシ,カシワ,ミズナラなど。

生息環境
  • 山地森林
補足情報

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