福岡県レッドデータブック

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種の解説

アイノミドリシジミ

学名:Chrysozephyrus brillantinus (Staudinger, 1887)

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改訂版RDB2014概説

画像:翅表に金緑色の光沢をもつチョウ。アイノミドリシジミ。
分類群 昆虫類
目名 チョウ目
科名 シジミチョウ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
選定理由

1960年に英彦山豊前坊で採集されたのが,本県の最初の記録である。その後,ここでは現在まで成虫や卵が採集されているが,いずれも少数であり,産地も英彦山地内の限られた場所でしかない。もともと少ない種である上,近年,林道周辺の生息地は乾燥化が進み,個体数は減少傾向にある。日本産蝶類都道府県別レッドリスト(三訂版)(2009)でも「絶滅危惧Ⅰ類」とされている。

危機要因 森林伐採 道路工事 シカ増加
分布情報

添田町,経読林道(みやこ町~豊前市)


MAP
種の概要

ブナ科のミズナラ,アカガシ,ウラジロガシなどを幼虫の食餌植物とし,標高700以上の温・暖帯落葉広葉樹林,常緑広葉樹林に生息する。九州ではミズナラを主な食樹とする生息地が多いが,英彦山鬼杉付近では,アカガシからの卵の採集記録が多い。

生息環境
  • 山地森林
補足情報

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