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種の解説

キバネセセリ

学名:Burara aquilina (Speyer, 1879)

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改訂版RDB2014概説

画像:全身が一様に黄褐色のチョウ。キバネセセリ。葉の裏につかまっている。
分類群 昆虫類
目名 チョウ目
科名 セセリチョウ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
選定理由

1958年に八女市星野村の熊渡山山頂で採集されたのが本県最初の記録。その後1961年に同じく星野村の仁田原で目撃,また1977年に矢部村釈迦岳で採集されているが,その後は発見されていない。熊渡山では,ほぼ全域がスギ・ヒノキ人工林に変わり,幼虫の食樹自体がなくなった。また,隣接する奥八女の釈迦岳においては山麓から中腹上部までの落葉広葉樹林の伐採により生息域が大幅に減少したと考えられる。

危機要因 森林伐採 土地造成
分布情報

県内では,旧八女郡星野村および矢部村の山地帯のみでしか記録がない。


MAP
種の概要

年1回の発生で,6月下旬から9月上旬までみられるが,最盛期は7月中旬から8月上旬。幼虫の食餌植物として,ウコギ科のハリギリ(センノキ)のみが知られている。

生息環境
  • 山地森林
補足情報

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