タイワンツバメシジミ
学名:Everes lacturnus (Godart, [1842])Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 1929年若杉山で採集されたのが,本県最初の記録である。1970年代半ばまでは採集記録が散見され,多産地もあったが,その後は北九州市の1991年の雌1頭以外採集されておらず,絶滅状態にある。生息環境の変化による幼虫の食餌植物のシバハギの減少が衰亡の原因である。日本産蝶類都道府県別レッドリスト(三訂版)(2009)では「絶滅危惧Ⅰ類」とされている。 |
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危機要因 | 土地造成 道路工事 遷移進行 産地局限 その他 :野焼き |
分布情報 |
福岡市,篠栗町,久留米市などから記録があるが,いずれの産地も古い記録に限定されている。 MAP |
種の概要 | 海岸付近から700 までの何らかの撹乱によって生じた裸地が高丈型草原へ至る植生遷移途中の,日当たりのよい草丈約30~150 cmの草原,荒地,林道,伐採地などに生育するシバハギに依存している。近年,宮崎県,鹿児島県でヒメノハギを食餌としていることが分かったが,この植物について県内からの報告はない。 |
生息環境 |
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