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種の解説

フトネクイハムシ

学名:Donacia clavareaui Jacobson, 1906

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改訂版RDB2014概説

画像:細長い茶色い体の昆虫。フトネクイハムシ。葉の上にとまっている。
分類群 昆虫類
目名 コウチュウ目
科名 ハムシ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
選定理由

前回選定時以前には,宮田町(現宮若市)と嘉穂町(現嘉麻市)の遠賀川河畔の記録が知られていたが,その後,2地点の記録が報告され,さらに,ごく最近,北九州市で新たに1地点の産地が発見された。この産地は住宅地内のため池で,流入部にはヤナギ林が発達し,林床はやや暗くミゾソバなどの群落が発達し,2・3の小流がみられた。小流の中に本種の食餌植物のウキヤガラが生えていた。このような環境は極めて稀で,生息地の消失が十分予想されるので,ランクを上げた。

危機要因 湖沼開発 湿地開発
分布情報

近年では新宮町相島と北九州市,古賀市から記録されている。


MAP
種の概要

東北から関東地方まで,各地の湿地やため池で知られている種であるが,中間地域を飛ばして,唯一県内の生息が知られている種である。

生息環境
  • 湿原・池
補足情報

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