福岡県レッドデータブック

文字サイズ
画像:文字サイズ小
画像:文字サイズ中
画像:文字サイズ大
検索

種の解説

エツ

学名:Coilia nasus Temminck & Schlegel, 1846

しおりを挿む

Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。

改訂版RDB2014概説

画像:植物の葉のように前後に細長い体で、体側は銀白色の魚。エツ。採取されたエツが、葉の上に載せられている。
分類群 魚類
目名 ニシン目
科名 カタクチイワシ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
環境省カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
選定理由

有明海湾奥部とそこに流入する河川の感潮域に生息。主要な産卵の場は筑後川の感潮域であり,筑後大堰建設後,感潮域が狭まったことなども危機要因の一つである。漁業規制や増殖措置等が行われているが,今のところ,大きな改善の効果は表れていない。

危機要因 河川開発 ダム建設
分布情報

筑後川水系,矢部川水系,有明海


MAP
種の概要

有明海で成長し,筑後川の感潮域で産卵する遡河回遊型の生活史を営む。産卵親魚は2歳魚以上で構成され,筑後川では遡上した親魚を採集するエツ漁が晩春から初夏に行われている。エツ漁は福岡・佐賀の観光漁業として,また,その食文化は郷土料理としての価値が高い。

生息環境
  • 海域
  • 河口・干潟
  • 河川
補足情報

2001版データを見る

Copyright © Fukuoka Prefecture All right reserved.