アオギス
学名:Sillago parvisquamis (Gill, 1861)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 県内では,周防灘の限られた海域にのみ生息する。現在,ある程度まとまった個体数を確認できるのは,全国的に見ても,本県および大分県,山口県の瀬戸内海(周防灘)のみである。砂質の前浜干潟の消失および減少などによる生息環境の悪化により,絶滅の危険性が高くなっている。 |
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危機要因 | 海岸開発 ダム建設 その他 :干潟や浅海域の埋立や護岸整備、ダムや堰などによる土砂供給量の減少に伴う干潟面積の減少や底質の変化、底質の有機汚濁、餌資源(アサリなど)の減少 |
分布情報 |
周防灘浅海域および流入河川河口域 MAP |
種の概要 | 体長35 cm。シロギスに似ているが,第2背鰭に小黒点列があることや,腹鰭と臀鰭の起部が黄色いことで区別できる。規模が大きく,勾配が緩やかで,近隣に河川が流入する砂質の前浜干潟に生息する。産卵期は5~7月。5月頃,産卵のため豊前海の沿岸の浅所や河口域に出現する。満潮時の汀線付近に出現することもある。当歳魚は,9~10月にかけて前浜干潟や河口域で採集される。 |
生息環境 |
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