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種の解説

アオギス

学名:Sillago parvisquamis (Gill, 1861)

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改訂版RDB2014概説

画像:シロギスに似ており、第2背鰭に小黒点列があり,腹鰭と臀鰭の起部が黄色い魚。アオギス。
分類群 魚類
目名 スズキ目
科名 キス科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
環境省カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
選定理由

県内では,周防灘の限られた海域にのみ生息する。現在,ある程度まとまった個体数を確認できるのは,全国的に見ても,本県および大分県,山口県の瀬戸内海(周防灘)のみである。砂質の前浜干潟の消失および減少などによる生息環境の悪化により,絶滅の危険性が高くなっている。

危機要因 海岸開発 ダム建設 その他 :干潟や浅海域の埋立や護岸整備、ダムや堰などによる土砂供給量の減少に伴う干潟面積の減少や底質の変化、底質の有機汚濁、餌資源(アサリなど)の減少
分布情報

周防灘浅海域および流入河川河口域


MAP
種の概要

体長35 cm。シロギスに似ているが,第2背鰭に小黒点列があることや,腹鰭と臀鰭の起部が黄色いことで区別できる。規模が大きく,勾配が緩やかで,近隣に河川が流入する砂質の前浜干潟に生息する。産卵期は5~7月。5月頃,産卵のため豊前海の沿岸の浅所や河口域に出現する。満潮時の汀線付近に出現することもある。当歳魚は,9~10月にかけて前浜干潟や河口域で採集される。

生息環境
  • 海域
  • 海岸
  • 河口・干潟
補足情報
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