サクラマス(ヤマメ)
学名:Oncorhynchus masou masou Brevoort, 1856Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 魚類 |
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目名 | サケ目 |
科名 | サケ科 |
RDB2014カテゴリー | 絶滅危惧ⅠB類 |
RDB2001カテゴリー | 天然不明 |
環境省カテゴリー | 準絶滅危惧 |
選定理由 | 県内では響灘,玄界灘,有明海の流入河川に自然分布する。福岡県RDB(レッドデータブック)2001では天然不明であったが,文献調査の結果から,少なくとも那珂川,室見川,筑後川水系小石原川,同水系野鳥川では1700年代から生息していたことが明らかとなった。現在,これらの河川では他産地産ヤマメや別亜種アマゴの種苗放流がなされており,現在みられるものは純粋な在来集団ではないと考えられる。しかし,支流によっては在来の純系集団が残る可能性もあり,遺伝学的な調査が必要な状況である。 |
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危機要因 | 森林伐採 ダム建設 水質汚濁 放流 異種交雑 :アマゴ |
分布情報 |
遠賀川,那珂川,室見川,瑞梅寺川,筑後川,矢部川の各水系 MAP |
種の概要 | 河川上流域の瀬淵構造の明瞭な環境を好む。現在,県内では河川陸封型の生活史を有するものしか確認されていない。産卵期は10~11月頃で,流れのある浅い砂礫底に産卵床を掘り産卵する。主に水生昆虫類を食べる。なお,学術的にはヤマメはサクラマスの陸封型をさす名称である。 |
特記事項 | 筑後川水系では1700年代には回遊型の生活史を有する集団がいた可能性が高い。 |
生息環境 |
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