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種の解説

カゼトゲタナゴ

学名:Rhodeus atremius atremius (Jordan & Thompson, 1914)

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改訂版RDB2014概説

画像:銀白色の体に、体側に1本の明瞭な暗青色の線、鰓蓋後部に青色小班がある魚。カゼトゲタナゴ。
分類群 魚類
目名 コイ目
科名 コイ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
環境省カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
選定理由

県内に広域分布するものの,主要な生息場である農業用水路と河川の改修,観賞用としての捕獲などの影響が危惧される。特に,近年,多々良川水系,那珂川水系などの博多湾に流入する都市河川での分布の狭小化が著しい。

危機要因 水路改修 観賞用捕獲 外来種侵入 :タイリクバラタナゴ
分布情報

県内広域(主要河川の下流域と周囲の農業用水路)


MAP
種の概要

九州北部にのみ分布。平野部の河川や農業用水路などに生息。主にイシガイなどに産卵する。なお,最新版の魚類検索図鑑では,Rhodeus smithii smithii (Regan, 1908)として扱われている。また,種の保存法指定種スイゲンゼニタナゴをカゼトゲタナゴ山陽個体群として取り扱っているが,両亜種の遺伝的差異は明瞭である。九州固有亜種(あるいは固有集団)として九州でのカゼトゲタナゴの保全的意義は大きい。河村(2013)はR. smithii atremiusを本亜種名に推奨している。

生息環境
  • 河川
  • 水田・水路
補足情報

2001版データを見る

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