福岡県レッドデータブック

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種の解説

ニホンウナギ

学名:Anguilla japonica Temminck & Schlegel, 1847

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改訂版RDB2014概説

画像:細長い体形で、体色は背中側が黒く、腹側は白いウナギ。ニホンウナギ。
分類群 魚類
目名 ウナギ目
科名 ウナギ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
RDB2001カテゴリー 準絶滅危惧
環境省カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
選定理由

県内のウナギ漁獲量は最近10年間で半減している。また,ここ数年,全国的にシラスウナギの不漁が続き,環境省RL (レッドリスト)(2013)でも情報不足から絶滅危惧ⅠB類にランクが変更され,全国的に深刻な状況にある。近隣諸国でも同様の問題を抱えており,最近,国際的資源保護管理に関する協議が開始した。日本,中国等での養殖が盛んであるが,その種苗は天然のシラスウナギに頼っており,早期の完全養殖技術開発と徹底した資源管理が必須である。他に,河川横断構造物等による河川遡上の阻害などが危惧される。

危機要因 河川開発 ダム建設 乱獲
分布情報

県内全域


MAP
種の概要

一般に,海域で産卵,川で成長する降河回遊型の生活史を営むとされる。マリアナ海嶺で産卵し,葉形仔魚が海流に運ばれ,シラスウナギに変態して河川に遡上する。なお,現在は河川遡上期のシラスウナギが捕獲され,養殖用の種苗として使われている。

特記事項

内水面漁業調整規則により全長21cm以下の個体の漁獲が禁止されている。

生息環境
  • 河川
  • 河口・干潟
  • 海域
補足情報

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