ニホンウナギ
学名:Anguilla japonica Temminck & Schlegel, 1847Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 県内のウナギ漁獲量は最近10年間で半減している。また,ここ数年,全国的にシラスウナギの不漁が続き,環境省RL (レッドリスト)(2013)でも情報不足から絶滅危惧ⅠB類にランクが変更され,全国的に深刻な状況にある。近隣諸国でも同様の問題を抱えており,最近,国際的資源保護管理に関する協議が開始した。日本,中国等での養殖が盛んであるが,その種苗は天然のシラスウナギに頼っており,早期の完全養殖技術開発と徹底した資源管理が必須である。他に,河川横断構造物等による河川遡上の阻害などが危惧される。 |
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危機要因 | 河川開発 ダム建設 乱獲 |
分布情報 |
県内全域 MAP |
種の概要 | 一般に,海域で産卵,川で成長する降河回遊型の生活史を営むとされる。マリアナ海嶺で産卵し,葉形仔魚が海流に運ばれ,シラスウナギに変態して河川に遡上する。なお,現在は河川遡上期のシラスウナギが捕獲され,養殖用の種苗として使われている。 |
特記事項 | 内水面漁業調整規則により全長21cm以下の個体の漁獲が禁止されている。 |
生息環境 |
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