クルメサヨリ
学名:Hyporhamphus intermedius (Cantor, 1842)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 県内では,博多湾と有明海に流入する河川や汽水池などからの記録があるが,博多湾からは1970年代以降の記録がなく,絶滅したと考えられる。筑後川・矢部川などの汽水域に生息し,産卵期に筑後大堰直下で産卵親魚が群泳する姿を確認できる。本種は,広域な汽水区間を季節的に使い分けている可能性があり,汽水区間を縮小させる河口堰などの構造物の影響が危惧される。 |
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危機要因 | 河川開発 ダム建設 |
分布情報 |
筑後川水系,矢部川水系,有明海 MAP |
種の概要 | 国内に広く分布するが,その主要な生息地は霞ケ浦,宍道湖・中海,十三湖などの汽水湖で,九州では有明海とその流入河川でのみ姿を見ることができる。生態・生活史に関する知見に乏しいが,筑後川での本種の季節的な出現パターンから,有明海と筑後川感潮域上端もしくは淡水域下流部との間で,季節的な移動をしている可能性が高い。 |
生息環境 |
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