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種の解説

クルメサヨリ

学名:Hyporhamphus intermedius (Cantor, 1842)

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改訂版RDB2014概説

画像:体形が細長く両顎は尖った魚。クルメサヨリ。水中を泳いでいる。
分類群 魚類
目名 ダツ目
科名 サヨリ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
環境省カテゴリー 準絶滅危惧
選定理由

県内では,博多湾と有明海に流入する河川や汽水池などからの記録があるが,博多湾からは1970年代以降の記録がなく,絶滅したと考えられる。筑後川・矢部川などの汽水域に生息し,産卵期に筑後大堰直下で産卵親魚が群泳する姿を確認できる。本種は,広域な汽水区間を季節的に使い分けている可能性があり,汽水区間を縮小させる河口堰などの構造物の影響が危惧される。

危機要因 河川開発 ダム建設
分布情報

筑後川水系,矢部川水系,有明海


MAP
種の概要

国内に広く分布するが,その主要な生息地は霞ケ浦,宍道湖・中海,十三湖などの汽水湖で,九州では有明海とその流入河川でのみ姿を見ることができる。生態・生活史に関する知見に乏しいが,筑後川での本種の季節的な出現パターンから,有明海と筑後川感潮域上端もしくは淡水域下流部との間で,季節的な移動をしている可能性が高い。

生息環境
  • 海域
  • 河口・干潟
  • 河川
補足情報

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