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種の解説

ハカタスジシマドジョウ

学名:Cobitis striata hakataensis Nakajima, 2012

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改訂版RDB2014概説

画像:博多湾流入河川の固有亜種。従来スジシマドジョウ中型種博多型と呼ばれていた集団で2012年に新亜種記載された。主に河川中~下流域の流れの緩やかな砂泥底に生息する。生活史の詳細については不明な点が多いが,岸部の植生域で産卵するものと考えられる。非繁殖期の雄や雌では点列模様だが,繁殖期の雄は縦条模様に変化する。雄胸鰭の骨質盤は円形で,胸鰭第2条の上片は細い。遺伝的にも明瞭に区別できる。ドジョウ科。ハカタスジシマドジョウ。
分類群 魚類
目名 コイ目
科名 ドジョウ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
RDB2001カテゴリー 情報不足
環境省カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
選定理由

県内における生息河川は3水系で,いずれも生息範囲は狭く個体数は少ない。生息記録のある河川のうち那珂川水系では2005年を最後に生息が確認できていない。生息域は人口の多い地域と重なっており,治水を目的とした河川改修による生息環境の悪化が続いている。また,観賞用に売買されている例も確認されている。

危機要因 河川開発 水路改修 水質汚濁 産地局限 鑑賞用捕獲
分布情報

博多湾流入河川


MAP
種の概要

博多湾流入河川の固有亜種。従来スジシマドジョウ中型種博多型と呼ばれていた集団で2012年に新亜種記載された。主に河川中~下流域の流れの緩やかな砂泥底に生息する。生活史の詳細については不明な点が多いが,岸部の植生域で産卵するものと考えられる。非繁殖期の雄や雌では点列模様だが,繁殖期の雄は縦条模様に変化する。雄胸鰭の骨質盤は円形で,胸鰭第2条の上片は細い。遺伝的にも明瞭に区別できる。

特記事項

県指定希少野生動植物種

生息環境
  • 水田・水路
  • 河川
補足情報

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