コガタブチサンショウウオ
学名:Hynobius yatsui Oyama, 1947Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 山地部の渓流周辺の森林で生活し,源流域の地下の伏流水中に産卵する。もともと県内での分布域は非常に限られていたが,砂防ダム建設や林道工事によって沢周辺の環境が改変されて生息場所や産卵場所が減少したり,森林伐採よる保水力低下によって伏流水の水位が下がり産卵に適する環境が減少しており,絶滅が危惧される。 |
---|---|
危機要因 | 森林伐採 道路工事 ダム建設 産地局限 |
分布情報 |
北九州市,直方市,八女市,朝倉市,赤村,福智町 MAP |
種の概要 | 最大全長13 cmほどで,茶褐色の地に銀白色の地衣状斑紋が全身にみられる。ブチサンショウウオに似るが尾や鋤骨歯列の形状などで区別できる。繁殖期は4~6月頃で,伏流水中の岩や石に1対の卵のうを産みつける。幼生期間は3ヵ月ほどで,変態して上陸後はワラジムシ目やヨコエビ目等の土壌動物を食べて生活する。日本固有種。 |
特記事項 | ブチサンショウウオの亜種として扱われていたが,2008年に独立種として認められた。 |
生息環境 |
|