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種の解説

カスミサンショウウオ

学名:Hynobius nebulosus (Temminck and Schlegel, 1838)

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改訂版RDB2014概説

分類群 両生類
目名 有尾目
科名 サンショウウオ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
選定理由
主に丘陵地の森林・竹林近くの湿地・水田・溝などで産卵が行われ,1995年以前は丘陵地を中心に広く確認されていた。しかし,圃場整備により排水がよくなって産卵場が乾燥化したり,開発によって産卵場所そのものが消失したりして,現在では産卵が確認できない場所が増えている。特に内陸部よりの地域で激減しており,絶滅が危惧される。
危機要因 湿地開発 土地造成 道路工事
分布情報
北九州市,福岡市,大牟田市,久留米市,直方市,中間市,宗像市,古賀市,福津市,宮若市,嘉麻市,糸島市,新宮町,岡垣町,川崎町,大任町

MAP
種の概要
最大全長13 cmほどで,黄褐色~暗褐色の体色に多くの個体で尾の上部に黄色の条線がみられる。繁殖期は1~4月頃で,1対の卵のうを水底の落枝や小石等に産みつける。環境が変わらなければ毎年同じ場所で産卵が行われる。幼生は4ヵ月ほどで変態し,上陸後は周辺の雑木林や竹林に分散し土壌動物を食べて生活する。日本固有種。
生息環境
  • 低地森林
  • 湿原・池
  • 水田・水路
補足情報

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