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種の解説

ニホンイシガメ

学名:Mauremys japonica (Temminck and Schlegel,1835)

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改訂版RDB2014概説

画像:暗褐色の背甲と四肢、頭部を持つ亀。ニホンイシガメ。河原で首を伸ばしている。
分類群 爬虫類
目名 カメ目
科名 イシガメ科
RDB2014カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
RDB2001カテゴリー 準絶滅危惧
環境省カテゴリー 準絶滅危惧
選定理由

昔は,県内のいたるところに生息していたと思われるが,現在の主な生息環境は,山の裾野等に残された里山である。この里山の消失,あるいは荒廃に伴い個体数が減少している。本種は,小川や田圃・池や湿地を季節ごとに移動し,利用しているが,護岸工事によって移動が妨げられ,河川に閉じ込められている場合もある。

危機要因 森林伐採 河川開発 湿地開発 ため池改修 外来種侵入 :ミシシッピアカミミガメ 異種交雑 :クサガメ その他 :過剰な草地管理
分布情報

北九州市,福岡市,久留米市,田川市,宗像市,太宰府市,古賀市,糸島市,那珂川町,苅田町,築上町


MAP
種の概要

里山環境が残った地域に生息しているが,地域によって,分布に偏りがみられる。6~7月,日当たりの良い山道等まで移動して土の中に6個前後の卵を産み,穴を埋め戻す。卵は哺乳類などに捕食されることもあるが,通常は3ヵ月ほどで孵化する。孵化個体は土中で冬を越し,翌年の春に地上に出てくることがある。日本固有種。

生息環境
  • 低地森林
  • 河川
  • 湿原・池
  • 水田・水路
補足情報

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