県内各地に留鳥として確認され，休耕田などで繁殖している。古賀市を中心に分布を拡大しており，2000年より少し前に宮若市で，その後宗像市でも繁殖するようになった。農耕地の減少，野犬の増加などにより，減少する可能性がある。本種の営巣は田植え前の水田で行われることが多いため，本種の保全には農家の協力が必要となる。

宮若市，古賀市，宗像市，久留米市などで繁殖が確認されているほか，糟屋郡でも繁殖の可能性がある。北九州市曽根新田，福岡市瑞梅寺川河口周辺などでも記録がある。