留鳥として県内の沿岸域に生息し，埋立地や河川敷等で繁殖するが，個体数は多くない。現在知られている繁殖地の多くは埋立地であり，安定した繁殖環境ではない。海の中道の砂浜ではカラスによる捕食，筑後川の中州では大雨による流出や4ＷＤ車侵入による影響など問題が多い。

北九州市響灘埋立地・新北九州空港埋立地，福岡市海の中道・アイランドシティ埋立地，筑後川河川敷等で繁殖記録がある。曽根干潟，和白干潟では渡りや越冬時期に200羽以上の群れを見ることがある。