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種の解説

ツバメチドリ

学名:Glareola maldivarum Forster, 1795

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改訂版RDB2011概説

画像:茶色の鳥。ツバメチドリ。石の上に立っている。
分類群 鳥類
目名 チドリ目
科名 ツバメチドリ科
RDB2011カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
IUCNカテゴリー LC経度懸念
  • 画像:茶色の鳥。ツバメチドリ。石の上に立っている。
  • 画像:茶色の鳥。ツバメチドリ。石の上に立っている。
選定理由

県内では1974年から1975年にかけて,有明海,大和干拓や三池干拓で確認され,大牟田市の埋立地では繁殖も確認された。最近では1995年から2004年までの10年間,筑後川中流域の中州で繁殖が継続確認されたが,2005年からは渡来はするものの定着しなくなっている。原因として,ここ数年梅雨時の大雨でも中州が冠水することが少なくなり,草木類が流されることなく成長し,大きくなり過ぎたことによると考えられている。

危機要因 遷移進行 植生変化 産地局限
生息状況

夏鳥として渡来する。繁殖地は数カ所に限られており,繁殖数も少なく安定していない。減少傾向にある。

分布情報

久留米市田主丸町・筑後川中流域,福岡市・和白,今津湾,北九州市・響灘,曽根干潟など。


MAP
種の概要

全長26.5cm。東アジアの温帯地域で繁殖し,東南アジア,オーストラリアで越冬する。日本では関東以南で局地的に繁殖する。その他の地域では旅鳥として通過するが,稀。農耕地や河川敷などの乾いた地面のある環境で見られる。埋立地や河川の中州で地面に浅い窪みを作って産卵する。飛びながら飛翔する昆虫を捕食する。

特記事項

以前のような砂礫地環境を取り戻すためには草木類を少なくして,砂礫地を広く確保する対策が必要である。

生息環境
  • 草原
  • 河川
  • 河口・干潟
  • 海岸
補足情報

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