ツバメチドリ
学名:Glareola maldivarum Forster, 1795Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 県内では1974年から1975年にかけて,有明海,大和干拓や三池干拓で確認され,大牟田市の埋立地では繁殖も確認された。最近では1995年から2004年までの10年間,筑後川中流域の中州で繁殖が継続確認されたが,2005年からは渡来はするものの定着しなくなっている。原因として,ここ数年梅雨時の大雨でも中州が冠水することが少なくなり,草木類が流されることなく成長し,大きくなり過ぎたことによると考えられている。 |
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危機要因 | 遷移進行 植生変化 産地局限 |
生息状況 | 夏鳥として渡来する。繁殖地は数カ所に限られており,繁殖数も少なく安定していない。減少傾向にある。 |
分布情報 |
久留米市田主丸町・筑後川中流域,福岡市・和白,今津湾,北九州市・響灘,曽根干潟など。 MAP |
種の概要 | 全長26.5cm。東アジアの温帯地域で繁殖し,東南アジア,オーストラリアで越冬する。日本では関東以南で局地的に繁殖する。その他の地域では旅鳥として通過するが,稀。農耕地や河川敷などの乾いた地面のある環境で見られる。埋立地や河川の中州で地面に浅い窪みを作って産卵する。飛びながら飛翔する昆虫を捕食する。 |
特記事項 | 以前のような砂礫地環境を取り戻すためには草木類を少なくして,砂礫地を広く確保する対策が必要である。 |
生息環境 |
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