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種の解説

コルリ

学名:Luscinia cyane (Pallas, 1776)

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改訂版RDB2011概説

分類群 鳥類
目名 スズメ目
科名 ツグミ科
RDB2011カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
IUCNカテゴリー LC経度懸念
選定理由
本種は福岡県では2地域でしか繁殖しておらず,生息数も50つがい以下と考えられることから絶滅危惧IB類とした。本種は下層がササに覆われた落葉広葉樹林で繁殖するが,英彦山ではシカによるササの食害が見られ,生息環境の悪化が見られる。脊振山系では現在シカの生息は見られないが,シカが侵入,増加し,ササの食害が起これば,本種は著しい影響を受けると考えられる。
危機要因 シカ増加 植生変化 産地局限
生息状況
夏鳥として渡来するが生息は局地的で,生息密度は低い。渡りの際には各地で記録される。
分布情報
脊振山系および英彦山の標高800m以上のブナ林,イヌシデ林に夏鳥として渡来する。春,秋には県内各地で渡り途中のものが見られる。
種の概要
全長14cm。上面が青,下面が白の美しい小鳥。シベリア東部,中国東北部,朝鮮半島,日本で繁殖し,東南アジアで越冬する。日本では九州以北に夏鳥として渡来する。山地の広葉樹林で繁殖し,渡りの時期には平地の林や公園でも観察される。地上に椀形の巣を作り,1巣卵数は3~5個。林床で昆虫類やミミズなどを捕食する。
特記事項
特になし
生息環境
  • 山地森林
補足情報
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