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種の解説

ヤイロチョウ

学名:Pitta nympha Temminck & Schlegel, 1850

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改訂版RDB2011概説

画像:白い体に黒い頭部、青い羽に赤い下腹部の鳥。ヤイロチョウ。緑の葉が生い茂った木の枝にとまっている。
分類群 鳥類
目名 スズメ目
科名 ヤイロチョウ科
RDB2011カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
環境省カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
IUCNカテゴリー VU絶滅危惧Ⅱ類
  • 画像:白い体に黒い頭部、青い羽に赤い下腹部の鳥。ヤイロチョウ。緑の葉が生い茂った木の枝にとまっている。
  • 画像:白い体に黒い頭部、青い羽に赤い下腹部の鳥。ヤイロチョウ。緑の葉が生い茂った木の枝にとまっている。
  • 画像:白い体に黒い頭部、青い羽に赤い下腹部の鳥。ヤイロチョウ。緑の葉が生い茂った木の枝にとまっている。
選定理由

夏鳥として飛来するが,個体数は少ないと思われる。県内の分布については十分調査されていないため,詳細は不明。春の渡りの時期には,福岡市内の公園でも確認情報がある。生息環境である沢沿いの山林は,開発などにより改変される可能性があり,その影響が懸念される。また,姿の美しさや希少性から繁殖の情報が広がると観察者や撮影者が集まり,その影響によって繁殖放棄する事例が各地で問題となっている。

危機要因 森林伐採 ダム建設 その他
生息状況

夏鳥として渡来するが,繁殖期に見られる場所は数カ所と限られており,個体数も少ない。

分布情報

これまで知られている渡来地は,福岡市脊振山系,油山,英彦山,古処山系などである。


MAP
種の概要

カラフルな配色の小鳥で,「森の妖精」と呼ばれる。全長18cm。日本,中国南東部,東南アジア,インドに分布し,日本,中国で繁殖するものは東南アジアに渡り越冬する。日本では西日本のよく茂った常緑樹林に夏鳥として渡来するが局地的。地上や岩の隙間,木の又にドーム状の巣を作る。地上でミミズや昆虫を捕食する。

特記事項

種の保存法;国内希少野生動植物種

生息環境
  • 低地森林
  • 山地森林
補足情報

2001版データを見る

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