ベニアジサシ
学名:Sterna dougallii Montagu, 1813Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 大牟田市の有明海上に浮かぶ人工島の三池島で1994年に繁殖が確認され,日本での繁殖地の北限となっている。本島は海底炭鉱だった三井三池炭鉱の坑道吸気のため建設された人工島であるが,炭鉱閉山に伴い今後の保全に多くの課題が残されている。南西諸島や八重山諸島では台風の高波に卵やヒナがさらわれ繁殖に失敗することもあり,また,人為的な妨害により営巣を放棄するケースもある。 |
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危機要因 | 植生変化 その他 :(人工島の老朽化による崩壊) |
生息状況 | 三池島に夏鳥として飛来するが年次変動が大きく(数羽~500羽前後),繁殖しなかった年もある。 |
分布情報 |
福岡県内では三池島で繁殖するほか,福岡市奈多海岸で繁殖期に観察されることがある。また,北九州市響灘埋立地でも記録がある。 MAP |
種の概要 | 全長31cmのスマートなアジサシ類。大西洋,インド洋,太平洋の熱帯~亜熱帯地方の沿岸で局地的に繁殖する。日本では南西諸島や八重山諸島,三池島に夏鳥として渡来し繁殖する。樹木のない無人島の海岸や砂地や岩礁などに集団で営巣する。海域で魚類やイカなどを捕食する。 |
特記事項 | 特になし |
生息環境 |
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