福岡県レッドデータブック

文字サイズ
画像:文字サイズ小
画像:文字サイズ中
画像:文字サイズ大
検索

種の解説

ヘラサギ

学名:Platalea leucorodia Linnaeus, 1758

しおりを挿む

Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。

改訂版RDB2011概説

画像:白い体に黒い嘴の先端だけが黄色く、脚が黒い鳥。ヘラサギ。水面に突き出た枯れ枝にとまっている。
分類群 鳥類
目名 コウノトリ目
科名 トキ科
RDB2011カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
RDB2001カテゴリー 準絶滅危惧
環境省カテゴリー 情報不足
IUCNカテゴリー LC経度懸念
選定理由

福岡市の瑞梅寺河口や東部海域の埋立地に,クロツラヘラサギとともに毎年1~数羽が越冬する。しかし,河川改修や堆積土砂の浚渫などにより,ねぐらである中州の消失や給餌場の変化などが生じると,本種の越冬に重大な影響が生じる可能性がある。

危機要因 海岸開発 湿地開発 産地局限
生息状況

冬鳥として渡来する。越冬地は数カ所に限られる。越冬数はやや増加傾向が見られる。

分布情報

瑞梅寺河口では,ほぼ毎年数羽が越冬する。福津市津屋崎干潟,北九州市曽根干潟,洞海湾奥部などでも確認記録がある。


MAP
種の概要

しゃもじ型の嘴をした大型の水鳥で,全長86cm。ユーラシア大陸,アフリカ大陸に広く分布する。日本では稀な冬鳥であったが,近年飛来数は増加傾向にあり,定期的に越冬する場所も見られるようになった。干潟や湿地に飛来し,魚類や甲殻類を捕食する。クロツラヘラサギの群れに混じって越冬することが多い。

特記事項

特になし

生息環境
  • 河川
  • 湿原・池
  • 水田・水路
  • 河口・干潟
補足情報

2001版データを見る

Copyright © Fukuoka Prefecture All right reserved.