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種の解説

ミゾゴイ

学名:Gorsachius goisagi (Temminck, 1835)

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改訂版RDB2011概説

画像:茶色と黒のまだらの鳥。ミゾゴイ。緑の草が生い茂った地面に立っている。
分類群 鳥類
目名 コウノトリ目
科名 サギ科
RDB2011カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
環境省カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
IUCNカテゴリー EN絶滅危惧ⅠB類
選定理由

本種が生息する低山や丘陵地の森林は宅地やゴルフ場などの開発により減少している。また,本種は林床で採餌をするため,人の手が入らず下草が繁茂すると生息できなくなる。ミゾゴイの減少は里山環境の荒廃が原因と考えられている。現在把握されている繁殖場所は少なく,生息密度も低いこと,全国的にも個体数の減少が報告されており,環境省のレッドリスト(2006年)でも絶滅危惧IB類とされていることから,絶滅危惧IB類とした。

危機要因 ゴルフ場 ダム建設 管理放棄 その他 :森林開発
生息状況

県内全域に夏鳥として渡来するが,生息数は少ない。生息状況は十分把握されていない。

分布情報

脊振山地,油山山地,糸島半島,宗像市,八女市などで繁殖期に記録がある。玄界灘の島では渡り時期に比較的よく観察される。森林性のため確認するのが困難であり,北九州地域か筑豊地域の山地にも生息している可能性が高い。


MAP
種の概要

日本でのみ繁殖し,冬は中国南部やフィリピンで越冬する。関東以南の本州,四国,九州に夏鳥として渡来する。丘陵地や低山の林に生息し,樹上に営巣する。林床でサワガニ,カエル,ミミズなどを捕食する。

特記事項

特になし

生息環境
  • 低地森林
補足情報

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