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種の解説

ウチヤマセンニュウ

学名:Locustella pleskei Taczanowski, 1889

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改訂版RDB2011概説

画像:白い体に茶色い羽、黄色い嘴の鳥。ウチヤマセンニュウ。枯草の上にとまっている。
分類群 鳥類
目名 スズメ目
科名 ウグイス科
RDB2011カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
環境省カテゴリー 絶滅危惧ⅠB類
IUCNカテゴリー VU絶滅危惧Ⅱ類
選定理由

福岡県では生息箇所が3カ所と限られており,生息数は200個体以下と推測される。分布は局所的に散在しているため,それぞれの繁殖個体群の重要性は高い。個体数の著しい減少は見られていないが,沖ノ島ではドブネズミが増加しており,ネズミ類による卵やヒナの捕食が懸念される。

危機要因 植生変化 産地局限 外来種侵入 :(ネズミ類)
生息状況

夏鳥として渡来する。生息地は数カ所と限定されている。生息数は多くないが,減少傾向は見られない。

分布情報

福岡市西区大机島,福岡市東区志賀島属島沖津島,宗像市沖ノ島の3カ所に夏鳥として渡来する。いずれの生息地でも確実な生息数の推定は行われていないが,大机島,沖ノ島は50~100つがい,沖津島は数つがいと考えられる。


MAP
種の概要

アジア極東地域に分布し,日本では夏鳥として伊豆諸島,熊野灘,玄界灘,日向灘,錦江湾の島嶼に渡来する。冬季は中国南部からインドシナ半島北部で越冬する。島嶼の海岸性常緑低木林や竹林に高密度で生息し,オスは300~400のテリトリーを持つ。主に昆虫類を捕食する。

特記事項

特になし

生息環境
  • 低地森林
  • 草原
  • 海岸
補足情報

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