コノハズク
学名:Otus scops (Linnaeus, 1758)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 現在繁殖期に生息が確認されているのは英彦山周辺だけであり,生息数も極めて少ないと考えられる。英彦山の豊前坊では2002年までは5月,6月に毎年観察されていたが,2003年以降観察例がほとんどない。これは,台風による倒木の増加や神社改修の工事の影響などが考えられる。2010年5月の夜間に英彦山周辺の一斉調査を行ったところ,2カ所で声が聞かれた。 |
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危機要因 | 植生変化 自然災害 産地局限 その他 :(餌となる昆虫等の減少) |
生息状況 | 夏鳥として渡来する。繁殖地は1カ所のみで,生息数も極めて少なく減少傾向にある。 |
分布情報 |
添田町英彦山。渡り時期には玄界灘沿いの島や沿岸部で比較的観察記録がある。八女市で2009年10月,久留米市で2011年5月に保護された例もある。 MAP |
種の概要 | 小型のフクロウ類で,全長18~21cm。ユーラシア大陸に広く分布し,北方で繁殖するものは冬,南へ移動する。日本では九州以北に夏鳥として渡来する。夜行性で,山地の落葉広葉樹林や針葉樹林などに生息し,樹洞で繁殖する。繁殖期は5~8月。1巣卵数は4~5個。主に甲虫,バッタ類など昆虫類を捕食する。 |
特記事項 | 特になし |
生息環境 |
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