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種の解説

ヒメクロウミツバメ

学名:Oceanodroma monorhis (Swinhoe, 1867)

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改訂版RDB2011概説

画像:黒い鳥。ヒメクロウミツバメ。岩にとまっている。
分類群 鳥類
目名 ミズナギドリ目
科名 ウミツバメ科
RDB2011カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧ⅠA類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
IUCNカテゴリー LC経度懸念
選定理由

県内では小屋島(宗像市)でのみ繁殖する。1987年のドブネズミによる捕食被害を受け,繁殖個体群はほぼ壊滅状態となった。その後徐々に回復しつつあったが,2009年に再びドブネズミの侵入により捕食被害を受け,2010年には繁殖の確証が得られなかった。このままでは絶滅へ向かう可能性が極めて高い。

危機要因 産地局限 外来種侵入 :(ドブネズミ)
生息状況

夏鳥として渡来する。繁殖地は1カ所のみで,捕食者の侵入により壊滅的状況となっている。

分布情報

宗像市沖ノ島属島小屋島で繁殖。周辺海域での観察記録はほとんどなく,海上での生息状況は不明。福岡市玄界島沖,北九州市白島沖での記録がある。


MAP
種の概要

全身黒褐色の小型の海鳥で全長19cm。日本,朝鮮半島,中国黄海沿岸,ロシアピョートル大帝湾の無人島で繁殖し,冬はインド洋から紅海で越冬する。日本では日本海の数カ所の無人島と伊豆諸島八丈小島で繁殖する。繁殖期は5~10月。岩の隙間や土穴の中で営巣する。1巣卵数は1個。ヒナは約41日で孵化し,60~100日で巣立つ。海面上で小型甲殻類,小魚,プランクトンなどを捕食する。

特記事項

特になし

生息環境
  • その他
  • 海域
  • 海岸
補足情報

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