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種の解説

テングコウモリ

学名:Murina hilgendorfi (Peters, 1880)

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改訂版RDB2011概説

分類群 哺乳類
目名 翼手目(コウモリ目)
科名 ヒナコウモリ科
RDB2011カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
RDB2001カテゴリー 情報不足
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
選定理由
県内では1955年に福岡市箱崎の民家で初めて確認され,1958年に英彦山のヒノキ樹冠中で採集された親子の事例がある。その後,生息は確認できておらず,九州でも記録が少ない。こうした状況から絶滅の危険性は高いが,近年熊本県北部からの記録もあり,絶滅危惧II類とした。
危機要因 森林伐採 その他 :(ねぐら場所や生息域の減少)
生息状況
もともと個体数が少なく,生息域が減少している。
分布情報
添田町,福岡市東区

MAP
種の概要
昆虫食であるが,不明な点が多い。樹洞をねぐらにしているが,洞窟や廃坑・隧道の小さな窪みなどもねぐらとして利用している。哺育例として,樹洞で数頭の哺育集団が観察されている。春季には数十頭の集団が観察されることがある。夏に1~3仔を出産する。冬季は洞穴で単独か数十頭からなる集団を形成し冬眠する。
特記事項
日本固有種。
生息環境
  • 山地森林
  • 低地森林
  • その他
補足情報

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