ヤマネ
学名:Glirulus japonicus (Schinz, 1845)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
選定理由 | 英彦山で1971年に確認されて以来,県内からの情報はなかったが,2001年末から2002年春にかけて,旧築城町で連続して3頭のヤマネが発見された。2004年6月には添田町で民家に入り込んだ個体が保護され,2009年10月と2010年11月には朝倉市で,2010年9月には豊前市で確認された。この他にも情報が散見され,近隣諸県での確認状況からも断続的に分布している可能性がある。一方,英彦山地と脊振山地における2009年から2011年までの巣箱調査では確認に至らず,絶滅危惧IB類とした。 |
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危機要因 | 森林伐採 植生変化 その他 :(自然林の減少) |
生息状況 | 最近情報が増えつつあるが,断片的である。 |
分布情報 |
豊前市,嘉麻市,朝倉市,添田町,築上町(旧築城町) MAP |
種の概要 | 1属1種の日本固有種。体重約20 と小型で,樹上性・夜行性であることから目に触れる機会はほとんどない。背の中央に黒褐色の線があり,尾には長い毛を生じる。冬眠という寒冷な環境に適応した習性を持つにもかかわらず北海道には分布せず,分類学上の貴重さと生物地理学上の重要さを持つ。 |
特記事項 | 国指定天然記念物。日本固有種。 |
生息環境 |
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