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種の解説

トゲナシフトネゴケ

学名:Relicina echinocarpa (Kurok.) Hale

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改訂版RDB2011概説

分類群 植物(その他)
科名 ウメノキゴケ科
RDB2011カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅰ類
選定理由
大内(1971)は,福岡県からは英彦山,脊振山,犬ヶ岳(豊前市),深江海岸(糸島市),みやこ町(旧犀川町(京都郡))で報告しているが,その後本県より本種の報告はない。全国的にも稀産種であり,環境省カテゴリーでも絶滅危惧I類(CR+EN)とされている。
危機要因 森林伐採 土地造成
分布情報
日本特産で四国,九州,沖縄に産する。
種の概要
暖地の石の上や樹皮上に生育する中形葉状地衣類。地衣体は径2~5cmで,基物に密着する。表面は黄緑色。裂片は幅1~2mmで葉縁に基部が膨れたシリアをつけ,裂芽や粉芽はない。裏面は黒色で短い偽根を散生する。基準標本は福岡県英彦山のブナ上で発見された。宮崎,熊本両県の暖帯林でも発見されている。
特記事項
日本固有種
生息環境
  • 山地森林
  • 低地森林
補足情報
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