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種の解説

クスノキ群落〔巨木林〕

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改訂版RDB2011概説

分類群 植物群落
植生区分 植林地・耕作地植生
相観区分 植林
RDB2011カテゴリー カテゴリーⅣ
RDB2001カテゴリー カテゴリーⅣ
選定理由

クスノキはかつて用材としたのみならず,医療用,防虫用,火薬などの原料となる樟脳を採取するため植栽された。その後樟脳は石油製品に取って代わられ,植林地は放置されたまま現在に至り,本県では数少ない常緑広葉樹植林地として貴重となっている。特に国の特別天然記念物,天然記念物に指定されている立花山と矢部川河畔は200~300年経過した林分であるが,このほかに100年前後の林分は県内各地に見られる。

危機要因 踏みつけ 自然災害
分布情報

福岡市東区・新宮町・久山町[立花山],みやま市(旧瀬高町)[矢部川河畔]


MAP
種の概要

立花山では樹高20~30,胸高直径50~100cmのクスノキが純林をなし,タブノキ,ヤブニッケイ,カゴノキ,シロダモ,エノキ,ムクノキなどが少数混生し天然林状態となっている。矢部川河畔では直径30~80cmとやや小さく,林床が公園化され,一部ではメダケが混生している。

特記事項

自然公園;玄海★,矢部川。特天;立花山クスノキ原始林,国天;新舟小屋のクスノキ林。保護林;立花山。特定植物群落;53,59。

生息環境
  • 河川
  • 山地森林
補足情報

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