RDB（レッドデータブック）2001ではダルマギク群落に含まれて記載されていた。生育地によっては港湾背後のコンクリート擁壁の建設などにより消失する危険性がある。海岸断崖地に生育する自然草原であることから，カテゴリーⅣが妥当と判断される。

宗像市（旧玄海町，旧大島村）［地島，大島，沖ノ島］，糸島市（旧志摩町）［芥屋海岸］，新宮町［相島］ほか

ダルマギク群落と同様の立地に生育する海岸断崖地植生。群落高は0.3～0.5ｍで，ボタンボウフウが優占し，ホソバワダン，ハマボッス，タイトゴメ，ハマエノコロ，ハマナデシコなどが混生する。ダルマギクを欠くことでダルマギク群落と区別される。ボタンボウフウ－ホソバワダン群集。

自然公園；玄海★。特定植物群落；76。