河岸の最前面に生育する草本植物群落で，河川改修によって消失する危険性がある。RDB（レッドデータブック）2001では河辺草本植物群落に含まれていた。県内各地に広く見られるが，危機要因を有することから，カテゴリーⅣが妥当と判断された。

行橋市，中間市，福岡市東区・南区，久留米市，八女市ほか，県内各地

ヨシ群落の更に前面に形成される抽水植物群落。群落高は1.7～2mに達し，マコモが密生する純群落を形成することが多い。場所によっては，ヒメガマ，ヨシなどが混生する。水辺の生物相保持の役割を果たす群落として重要である。