芥屋海岸などでは，園芸用の採取，踏みつけの可能性がある。生育地によっては港湾背後のコンクリート擁壁の建設などにより消失する危険性がある。ダルマギクは朝鮮海峡を挟む両岸地域に分布する植物で，県RDB（レッドデータブック）準絶滅危惧に選定されている。

北九州市若松区，宗像市（旧玄海町，旧大島村）［地島，大島，沖ノ島］，糸島市（旧志摩町）［彦山海岸，芥屋海岸］，新宮町［相島］ほか

海岸断崖地に見られる草原植生。群落高は0.3～0.5ｍで，ダルマギクが優占し，ホソバワダン，ハマボッス，タイトゴメ，ハマエノコロなどで構成される。ハマベノギク，ボタンボウフウ，ハマナデシコなどが混生することもある。ダルマギク－ホソバワダン群集。

自然公園；玄海★。特定植物群落；74，76。