防潮護岸の建設や飛砂防止工事などにより消失する危険性がある。優占種のハマオモトは，県RDB（レッドデータブック）絶滅危惧ⅠB類。ハマオモトは園芸用に採取されるとともに，ハマオモトヨトウによる食害が各地で見られる。

芦屋町［夏井浜］，福岡市西区［玄界島］，糸島市（旧志摩町）［姫島］ほか

ハマオモトが優占する群落。礫質または砂質海岸の汀線やその内陸側に線状または帯状に生育する。ハマオモトのほか，ハマヒルガオ，ハマエンドウ，ハマダイコンなどの海岸植物，チガヤ，ギシギシ，ツルボなどの路傍植物が混生する。芦屋町夏井浜の群落は管理されており，純群落状になっている。

自然公園；玄海★。県天；夏井浜のハマユウ自生地。特定植物群落；72，77。