オオミズゴケ群落
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選定理由 | かつて湿原周辺の貧栄養地では維管束植物の生育が見られずに,オオミズゴケの群生する箇所が各所に見られた。しかし園芸用の採取や踏みつけ,湿地の富栄養化や乾性化,他の植生の繁茂による被陰などにより群生地は極めて限定されるようになった。貧栄養湿原植生の一タイプとして重要である。オオミズゴケは県RDB(レッドデータブック)・環境省RL(レッドデリスト)準絶滅危惧に評価されている。 |
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危機要因 | 湿地開発 園芸採取 踏みつけ 遷移進行 |
分布情報 |
豊前市,築上町(旧椎田町,旧築城町),筑紫野市,那珂川町,東峰村(旧小石原村),嘉麻市(旧嘉穂町),赤村 MAP |
種の概要 | コケ層にオオミズゴケが優占する群落であり,その上層にキセルアザミ,ヒメシダ,ハイチゴザサ,ミヤマシラスゲなどの草本やノリウツギやイヌツゲなどの低木が見られる。生育地が富栄養化,乾性化するにつれて,上記植物やススキ,ワラビ,ミゾソバ,ヤブイバラなどが増加して,オオミズゴケが減少していく。 |
生息環境 |
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