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種の解説

オオミズゴケ群落

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改訂版RDB2011概説

画像:オオズミゴケをはじめとする植物が密生している。オオズミゴケ群落。写真の手前は背の低い植物、奥に背の高い植物が写っている。
分類群 植物群落
植生区分 河辺・湿原・塩沼地・砂丘植生等
相観区分 中間湿原
RDB2011カテゴリー カテゴリーⅡ
RDB2001カテゴリー カテゴリーⅠ~Ⅱ
選定理由

かつて湿原周辺の貧栄養地では維管束植物の生育が見られずに,オオミズゴケの群生する箇所が各所に見られた。しかし園芸用の採取や踏みつけ,湿地の富栄養化や乾性化,他の植生の繁茂による被陰などにより群生地は極めて限定されるようになった。貧栄養湿原植生の一タイプとして重要である。オオミズゴケは県RDB(レッドデータブック)・環境省RL(レッドデリスト)準絶滅危惧に評価されている。

危機要因 湿地開発 園芸採取 踏みつけ 遷移進行
分布情報

豊前市,築上町(旧椎田町,旧築城町),筑紫野市,那珂川町,東峰村(旧小石原村),嘉麻市(旧嘉穂町),赤村


MAP
種の概要

コケ層にオオミズゴケが優占する群落であり,その上層にキセルアザミ,ヒメシダ,ハイチゴザサ,ミヤマシラスゲなどの草本やノリウツギやイヌツゲなどの低木が見られる。生育地が富栄養化,乾性化するにつれて,上記植物やススキ,ワラビ,ミゾソバ,ヤブイバラなどが増加して,オオミズゴケが減少していく。

生息環境
  • 湿原・池
補足情報

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