アカマツ群落〔代償植生〕
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選定理由 | アカマツ林は,かつて薪炭林として日常生活に利用されていた。明治初期の「福岡県地理全誌」では,村落近くの山の植生に関する記載として,「松立ちや草と小松である」との表現が見られる。1960年代までは県内の山々で尾根筋から山腹~山麓にかけて,広範囲にアカマツ群落が認められていた。しかし,生活スタイルの変化から薪炭の利用は廃れ,広葉樹の成長が著しく,アカマツ群落はほとんど姿を消している。また,マツ枯れの被害も目立つ。 |
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危機要因 | 遷移進行 自然災害 病害虫 |
分布情報 |
福岡市南区[油山市民の森・自然観察の森],大野城市[四王寺山] ほか MAP |
種の概要 | 油山では,自然観察センター南部の尾根筋を中心にアカマツ林が見られ,その樹齢は40年前後である。林内ではコナラを中心として,エゴノキ,ゴンズイ,コシアブラ,スダジイ,タブノキなどの広葉樹が本格的に成長を始めている。アカマツ-ヤマツツジ群集などに該当すると考えられる。 |
特記事項 | 自然公園;太宰府。特定植物群落;67。 |
生息環境 |
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