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種の解説

アカマツ群落〔代償植生〕

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改訂版RDB2011概説

画像:傾斜地にアカマツをはじめとする植物が密生している。アカマツ群落。
分類群 植物群落
植生区分 ヤブツバキクラス域代償植生
相観区分 常緑針葉樹二次林
RDB2011カテゴリー カテゴリーⅠ
RDB2001カテゴリー カテゴリーⅠ
選定理由

アカマツ林は,かつて薪炭林として日常生活に利用されていた。明治初期の「福岡県地理全誌」では,村落近くの山の植生に関する記載として,「松立ちや草と小松である」との表現が見られる。1960年代までは県内の山々で尾根筋から山腹~山麓にかけて,広範囲にアカマツ群落が認められていた。しかし,生活スタイルの変化から薪炭の利用は廃れ,広葉樹の成長が著しく,アカマツ群落はほとんど姿を消している。また,マツ枯れの被害も目立つ。

危機要因 遷移進行 自然災害 病害虫
分布情報

福岡市南区[油山市民の森・自然観察の森],大野城市[四王寺山] ほか


MAP
種の概要

油山では,自然観察センター南部の尾根筋を中心にアカマツ林が見られ,その樹齢は40年前後である。林内ではコナラを中心として,エゴノキ,ゴンズイ,コシアブラ,スダジイ,タブノキなどの広葉樹が本格的に成長を始めている。アカマツ-ヤマツツジ群集などに該当すると考えられる。

特記事項

自然公園;太宰府。特定植物群落;67。

生息環境
  • 山地森林
  • 低地森林
補足情報

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