ハンノキ群落
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選定理由 | 福岡地域や北九州地域に点在しているが,小規模であるため,RDB(レッドデータブック)2001では記載されなかった。都市近郊の丘陵地に位置するため,各地で開発の対象となり,消失したところもある。また,周辺の照葉樹の成長やスギ植林による被陰のため,衰退しているところが多い。優占種のハンノキは,県RDB(レッドデータブック)絶滅危惧IB類。 |
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危機要因 | 湿地開発 土地造成 管理放棄 遷移進行 |
分布情報 |
北九州市若松区・八幡西区,福岡市東区・博多区・中央区・早良区,大野城市ほか MAP |
種の概要 | ハンノキが優占する湿生林。主としてため池の後背地から谷底部に成立する。群落高は15 になり,過湿地では高木層や亜高木層はハンノキのみで構成されるが,適湿地ではハゼノキ,アカメガシワ,クスノキ,シロダモなどが混生する。草本層は過湿地ではヒメゴウソ,ハイチゴザサ,ヒメアギスミレなど,適湿地ではホシダ,フユイチゴ,キヅタ,ベニシダなどが生育する。場所によってはネザサが密生しているところもある。 |
生息環境 |
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