ウモレベンケイガニ
学名:Clistocoeloma merguiense De Man, 1888Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
生息状況・危機の状況・選定理由 | 1986年宇美川河口から採集された。その後,1999年に多々良川河口,和白干潟と曽根干潟に生息しているのが確認された。護岸工事などによりヨシ群落などの生息地が減少している。 |
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分類・形態 | 日本産は1属1種である。甲長13.8mm,甲幅16.7mm(曽根産雌)。大部分の甲背,甲腹,脚は黒色の短毛で覆われている。脚の指節の先は鋭くとがり,無毛である。甲背は凸凹で,丸い顆粒突起が散在し,大きな顆粒は20~30個ある。額角は幅広く,前面に湾曲し,大顆粒2個と小顆粒4個がある。前側縁は幅広い3歯よりなる。はさみ脚は左右同大,可動指に4歯,不動指に7歯ある。歩脚は偏平である。 第3額脚は軟毛でおおわれている。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 本州~九州 |
分布(国内) | インドネシア,シンガポール,台湾,朝鮮半島 |
生活史・生態・生息地 | ヨシ群落近くの海浜植物イソホウキギ(アカザ科)のはえている砂礫質の小石の下に生息する。採集してもほとんど動かない。夜行性のようである。生態は全く不明である。 |
生息環境 |
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執筆者 | (嶺井・小野) |