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種の解説

クシテガニ

学名:Parasesarma plicatum (Latreille, 1803)

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RDB2001概説

画像:甲は四角形。鉗脚の先端は濃い赤色で、可動指の上縁に大形顆粒がほぼ均等に並ぶカニ。クシテガニ。

嶺井久勝

分類群 甲殻類その他
目名 十脚目
科名 イワガニ科 Grapsidae
RDB2001カテゴリー 準絶滅危惧
生息状況・危機の状況・選定理由

曽根干潟,津屋崎町汐入浜,和白干潟,多々良川河口に生息する。河川工事などによる生息環境の悪化が考えられる。

分類・形態

近似種にユビアカベンケイガニがある。甲長20mm,甲幅25mm(福岡産雄)。はさみ脚の指先が赤色を呈していることでベンケイガニ類と簡単に区別できる。また,ユビアカベンケイガニとは可動指の上縁に6~8個の大型顆粒があることで区別する。この顆粒により,本種はクシテガニと呼ばれる。

分布情報 MAP
分布(県外)

本州~九州

分布(国内)

マレー半島,中国,朝鮮半島

生活史・生態・生息地

堤の石のすき間やヨシ群落内の堆積物の下に生息する。ユビアカベンケイガニより上部の陸上まで生息する。

生息環境
  • 河口・干潟
  • 海岸
執筆者 (原・嶺井)
補足情報

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