オオヨコナガピンノ
学名:Tritodynamia rathbuni Shen, 1932Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
生息状況・危機の状況・選定理由 | 本種は主として砂泥質干潟に生息するツバサゴカイの棲管内に共生する種であるが,博多湾,有明海ではツバサゴカイが激減しており,本種もともに減少している。宿主のツバサゴカイの生息地の底質,水質が悪化している。 |
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分類・形態 | 近似種にタマシキゴカイの巣に共生するヨコナガピンノ,チンチロフサゴカイの棲管に共生するオヨギピンノがある。 甲長11mm,甲幅20mm(和白産雄)。甲は紫色,横に広い丸みのある四角形,額と眼窩上縁を結ぶ線は横にまっすぐで,後縁と平行し,両側縁も左右平行である。はさみ脚の長節前縁と掌節下縁に毛が列生。第2,3歩脚の腕節・前節,第4歩脚の各節の前縁後縁に長毛が列生する。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 本州~九州 |
分布(国内) | 中国,朝鮮半島 |
生活史・生態・生息地 | ツバサゴカイ,ワダツミギボシムシ,タマシキゴカイの棲管内に雌雄一対が共生する。 |
生息環境 |
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執筆者 | (逸見・嶺井) |