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種の解説

カワスナガニ

学名:Deiratonotus japonicus (Sakai, 1934)

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RDB2001概説

画像:甲は六角形、顆粒が密生し、起伏の多い粗面を呈するカニ。カワスナガニ。

嶺井久勝

分類群 甲殻類その他
目名 十脚目
科名 スナガニ科 Ocypodidae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧
環境省カテゴリー 情報不足
生息状況・危機の状況・選定理由

1988年に福間町西郷川と志摩町桜井川で,1999年に桜井川河口で採集された。堰,護岸などの河川工事によって生息地の生息条件が悪化しつつある。

分類・形態

近似種のアリアケモドキが有明海の泥地に生息する。

甲長6.4mm,甲幅7.7mm(志摩産雄)。甲は六角形,顆粒が密生し,起伏の多い粗面を呈する。前側縁は3鈍歯。雄の第5腹節は中央でわずかにくびれ,第6腹節より短い。

分布情報 MAP
分布(県外)

相模湾,伊豆下田,南紀富田川,九州(鹿児島,宮崎)

生活史・生態・生息地

河口の感潮帯上部の清流の砂礫中に生息する。西郷川では小石の下にいた。動きは非常に鈍く,じっとしている。

生息環境
  • 河口・干潟
執筆者 (嶺井)
補足情報

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