シオマネキ
学名:Uca arcuata (De Haan, 1833)Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
生息状況・危機の状況・選定理由 | 1996~2000年までの調査で生息していた場所は,椎田町湯河内川,西角田漁港,曽根干潟,花鶴川,和白干潟,多々良川,筑後川,沖端川,塩塚川,矢部川,堂面川の河口干潟であるが,博多湾,曽根干潟,花鶴川などでは絶滅に近い。また,全国的にも護岸工事などによる生息地の破壊により急激に個体数が減少している。 |
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分類・形態 | 甲長21.2mm,甲幅35.2mm(柳川産雄)。甲は前方に広く,後方は強く狭まり,眼窩外歯は突出し,この部分において甲幅が最大である。額は非常に狭く,先端は丸く下垂して基部においてくびれ,ここに細長い眼柄がある。甲の中央と後部には赤褐色の色素が網目状に存在する。雄のはさみ脚は左右著しく大きさを異にし,小はさみ脚は歩脚より小さく,指節の内側に毛を生じてスプーン状を呈する。 大はさみ脚の掌節はすこぶる幅広く,外面に大小の顆粒を密生し,指部は広い間隙があり,両指ともに先端約3分の1に小歯列がある。雌のはさみ脚は左右同大で,雄の小はさみ脚と同型である。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 本州(三重,和歌山),四国(徳島,香川),九州(熊本,宮崎,沖縄) |
分布(国内) | 朝鮮半島,山東半島,台湾,ボルネオ,シンガポール |
生活史・生態・生息地 | 内湾・河口域の潮間帯上部にあるやや堅い泥地に穴居する。雄ははさみ脚と甲を上下する簡単なwavingを行う。 |
生息環境 |
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執筆者 | (逸見) |