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種の解説

クリイロカワザンショウ

学名:Angustassiminea castanea castanea (Westerlund, 1883)

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RDB2001概説

分類群 貝類
目名 吸腔目
科名 カワザンショウガイ科 Assimineidae
RDB2001カテゴリー 準絶滅危惧
生息状況・危機の状況・選定理由

現在のところ,生息地の規模は小さいが,玄界灘,博多湾に注ぐ川の河口付近の礫間やヨシ群落の流木下に普通に見られる。しかし,生息地が潮間帯最上部に限定されるため,今後の開発により個体数が減少する恐れがある。

分類・形態

殻は小型,高い円錐形。殻高約5mm。縫合の下に細い1螺溝がある。臍孔は開かない。蓋は角質,少旋型。口吻,頭部,足の側面が一様に黒い色素で覆われる。

サツマクリイロカワザンショウは外形がクリイロカワザンショウに酷似するが,頭部・腹足部の大部分は色彩を欠き,側歯と縁歯は著しく細長い。

殻が微小で彫刻など硬質部の分類形質に乏しいため,軟体部の解剖学的特徴などに基づき分類を再検討する必要がある。

分布情報 MAP
分布(県外)

本州~九州

生活史・生態・生息地

河口の高潮線付近の礫や流木の裏に見られる。

生息環境
  • 河口・干潟
執筆者 (松隈)
補足情報

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