オオクリイロカワザンショウ
学名:Angustassiminea castanea kyushuensis S. & T. Habe, 1983Myしおりとは、あとでもう一度閲覧したい種の解説ページを保存し、いつでも見直すことができる機能です。このボタンを押すことで本解説ページをMyしおりページにブックマークし、Myしおりページへ移動します。
分類群 | 貝類 |
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目名 | 吸腔目 |
科名 | カワザンショウガイ科 Assimineidae |
RDB2001カテゴリー | 絶滅危惧Ⅰ類 |
生息状況・危機の状況・選定理由 | 福岡県遠賀川河口を基準産地とする貝であり,響灘(遠賀川河口)や有明海湾奥部(福岡県,佐賀県)でしか生息が確認されていない(和田ほか,1999)。基準産地の個体群は護岸工事により消滅した。基準産地近くの護岸満潮線付近のヨシ群落および自然のヨシ群落にやや大規模な個体群が残されているが,開発により生息地が失われる可能性がある。玄界灘,有明海沿岸地域とも生息域が満潮線付近のヨシ群落に限られるため,埋立などによる生息地の消滅が危惧される。 |
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分類・形態 | 外形は円錐形,褐色でクリイロカワザンショウに似るが,クリイロカワザンショウに比べて大型。殻高8mm,殻径5mm程度。縫合下に細い螺肋がある。 |
分布情報 | MAP |
分布(県外) | 九州(佐賀) |
生活史・生態・生息地 | 河口の潮間帯上部,ヨシ群落の泥土の表面やヨシの茎の上。 |
生息環境 |
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執筆者 | (松隈) |