福岡県レッドデータブック

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種の解説

タガメ

学名:Lethocerus deyrollei (Vuillefroy, 1864)

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RDB2001概説

分類群 昆虫類
目名 カメムシ目
科名 コオイムシ科 コオイムシ科 Belostomatidae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
環境省カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由
かつては水田や池に普通であったが,殺虫剤による水稲害虫の集団防除がはじまって以来著しく減少し,環境庁の平成3年版レッドデータブックでは「危急種」に指定されている。山間部に生息の可能性があるが,最近20年以上福岡県での記録はない。
分類・形態
体長48~65mm。タイワンタガメと酷似するが,触角の形状によって区別することができる。
分布(県外)
本州~沖縄
分布(国内)
台湾,朝鮮半島,中国,アッサム
生活史・生態・生息地
成虫で越冬し,5月末~6月末にかけて交尾,マコモなどの茎の水面から10cm以上の所へ卵塊で産卵する。1卵塊は通常70個以上の卵を含み,約1カ月で成虫となる。成虫は水生昆虫や小魚,カエル,オタマジャクシなどを捕食・吸汁する。
法令などの指定状況
自然環境保全基礎調査:指標昆虫(環境庁)
生息環境
  • 水田・水路
  • 湿原・池
執筆者 (紙谷)
補足情報

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