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種の解説

ミドリカミキリ

学名:Chloridolum viride (Thomson, 1864

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RDB2001概説

分類群 昆虫類
目名 コウチュウ目
科名 カミキリムシ科 カミキリムシ科 Cerambycidae
RDB2001カテゴリー 絶滅危惧Ⅱ類
生息状況・危機の状況・選定理由
かつては各地に多く,英彦山地,香春町,福智山,宝満山,若杉山,犬鳴山,笠置山,城山,宮田町,福岡市,久山町,熊渡山と,平地から山地まで広い範囲で,多数が採集・記録されていた。しかし,1980年代以降は激減し,1982年と1998年の城山,1988年の福岡市油山市民の森の記録が最後である。これには,幼虫の食樹として利用されていたクヌギ,コナラ,クリなどの薪炭材やシイタケほだ木の減少が影響していると思われるが,これだけでは説明できないほどに減少の度合いは顕著である。
分類・形態
体長12~19.5mm。背面は金属光沢のある緑色。前胸背板には横じわを生じ,上翅は粗く点刻される。脚は細長い。
分布情報 MAP
分布(県外)
北海道~九州,利尻島,礼文島,隠岐,淡路島,平戸島,対馬,壱岐,屋久島など
分布(国内)
サハリン,朝鮮半島,中国
生活史・生態・生息地
成虫は春~初夏に出現して,シイ,マルバウツギ,コゴメウツギ,クリなどの花に集まり,また各種広葉樹の伐採木上に集まって産卵する。幼虫は各種広葉樹の枯れ枝内部を食べ,対馬では今でもシイタケほだ木の害虫である。
生息環境
  • 低地森林
  • 山地森林
執筆者 (藤本)
補足情報

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